時速約15キロと、自転車並みの遅い速度で接近中の強い台風13号。9日未明現在、房総半島の南東海上を北上していて、木曜日の未明から昼前にかけて千葉県・茨城県の沿岸をゆっくりと北上していく見込みです。十分な警戒が必要です。※台風進路予想図は、随時最新版に貼り替えています。

台風13号、9日午前2時現在の予想進路図(気象庁HPより)

▽どうなる成田・羽田の発着便

台風13号の予想進路を見てみると、さらに東寄りに進路がずれました。上陸の可能性は低いようです。しかし、台風の暴風・強風域はかなり陸地にかかっています。成田や羽田空港への影響が出始めています。

気になる運航見込みなどの入手方法をまとめてみました。

▽ツイッターなら「ANA運航の見通し状況」

「ANA運航の見通し状況」 https://twitter.com/ANA_flight_info/

こちらは、当日や翌日の国内線・国際線、運航見通し情報の配信や、運航情報に関するお問い合わせに答えるサポートサービスを提供しています。ツイッターアカウントをお持ちの方でしたら、こちらをフォローすればかなり早く情報が入手可能です。

ANAツイッター画面より

ただ、問い合わせ殺到時には個別対応もできないそうで、こんな注意書きも。

返信にはお時間をいただく場合もございます。また、台風等でお問い合わせが多い場合は個別の対応ができないこともございます。各便の運航情報は発着案内をご覧ください

▽欠航や遅延!!ANAサイトに対応方法が掲載中!!

搭乗予定便に欠航や遅延など影響が出た場合、「予約時」「出発前」など、段階ごとに分けたサポート方法が、こちらのHPに記載されています。

ANAwebsite

▽台風上陸の定義ってなに??

台風13号の上陸可能性は低くなりましたが、犬吠埼付近をかすめるルートを進むとみられています。では、台風の上陸とは、どんな状態を指すのでしょうか?? 専門家に聞いてみたところ「台風の中心が陸地に約20キロ入った段階で上陸とみなす」とのこと。幅が狭い半島などに「上陸」した場合には「通過」や「かすめる」という表現になるそうです。

繰り返しますが、大切なのは「上陸の有無で危険性が左右される訳ではない」ということです。13号は、非常にゆっくりとした速度で進んでいます。これは台風の影響が非常に長くなるということにつながります。

▽台風13号は暴風域が70キロ!!

台風13号は最大瞬間風速25メートル以上の暴風域の大きさが、約70キロとなっています。広い範囲で風による影響が出る可能性があります。さらに予想雨量は多いところでは、350ミリと予想されています。一般的に、200ミリを超えると浸水や土砂災害などは発生する恐れが高くなるとされていますから、今回の台風には十分な警戒が必要です。

さらに今後接近する東北沿岸部でも暴風雨への警戒が必要になっています。

台風の予想進路などは、気象庁HPなど最新の気象情報などをご参照下さい。