2018年 6月 の投稿一覧

大地震に24時間即応する「トリトンブルー」がいた!!

大阪北部を中心に最大震度6弱を観測した18日の地震。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

残念ながらこの日本は、いつどこで大地震が発生してもおかしくないとされています。
私たちも、いつ自分の身近で災害が起きてもおかしくないという意識を持たねばなりません。

そんな地震や災害に365日24時間体制で対応している「トリトンブルーの翼」があることを、ご存じの方が意外と少ないようなので、今回ご紹介してみたいと思います。

▽ANAが「NH」であるその理由

ANAの社史や入社式などでの社長挨拶によく出てくる「わずかヘリコプター2機から始まった」という表現。ANAの発祥といえるのが「日本ヘリコプター」です。ANAの2レターが「NH」なのは、この名称から引き継がれています。

そしてかたちを変えながら、ヘリコプター運航会社は「オールニッポンヘリコプター(ANH)」として現在も存在しているのです。

ANHのヘリコプター

 

このANH、現在はNHKの報道ヘリコプターの運航を専属で行っています。つまりNHKニュースで見かける、災害や事件・事故など、空撮映像のほぼすべては、ANHのヘリコプターから撮影されています。

▽驚異のスクランブル体制!!

さて、18日朝の地震発生時刻は午前7時58分。一方、ツイッターやネットにアップされた情報を総合すると、地震発生直後に伊丹空港から出動したNHK(ANH)のヘリコプターは、午前8時20分ごろには、大阪北部上空から火災などの状況を生中継で伝えています。この間、地震発生からわずか20分あまり!!

この20分あまりの間にやることをざっとあげてみると・・。

①ヘリコプターのフライトプランの提出
②ヘリを格納庫から出して運行前点検
③パイロットや整備士、カメラマンが機体に向かう
④離陸許可を得て離陸
⑤地上と連携しつつ災害現場に急行
⑤現場到着、生中継をしながらカメラマンがリポートを行う

これ意外にも数多くあるタスクをこなしつつ、わずか20分間後には、現場上空から全国に生中継で映像を伝えるというのは、驚異というしかありません。

知人のヘリ業界関係者によると、ANHは全国の主要ヘリ基地にパイロットと整備士、運行管理者を24体制で待機させており、NHKもカメラマンを24時間体制でヘリコプターとともに配置しているそうです。

大地震発生の際は、とにかく発生と同時にスクランブル発進し、消防や警察、自衛隊のヘリコプター部隊にも引けをとらぬ迅速さなんだとか。

一方、民放の場合は局によって対応はまちまちで、NHKのように全国規模で統一したヘリコプター24時間体制をとるのは、なかなか難しいそうです。

▽トリトンブルーのヘリコプターに注目

ヘリコプターは旅客機同様に飛行時間ごとの整備などが厳しく決められています。当然、整備中は飛行できないわけですから、配置ヘリコプターに穴が空かないよう、機材繰りを行うのも結構大変な手間なんだとか。

地震発生と同時に、テレビ局がリアルタイムで上空からハイビジョン映像で生中継を行う国は、そうそうありません。報道ヘリコプターについては、その是非を問う声も確かにありますが、正確な情報提供のために、人知れず努力を重ねている人たちがいるということを、今回お伝えしたいと思いました。


改めて、今回の地震により被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

エアフォースワンに乗らなくてもANA機でもできることとは?

「歴史的会談」として注目された米朝首脳会談。12日のテレビはこのニュース一色でしたね。
そんな中、飛行機に関連した気になるフレーズがあったことにお気づきの方はそう多くないでしょう!!

▽トランプ大統領が意外な?ひと言

それは北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との会談後に行われた、アメリカのトランプ大統領の記者会見でのひとこま。トランプ氏がシンガポールを訪れる前に立ち寄っていたG7会合についての質問に答えるかたちで、

「エアフォースワンの機内には(視聴可能な)テレビが20あるので、カナダからシンガポールに向かう機内でもカナダ首相の発言はチェックしていた」

ホワイトハウスのホームページから

 

▽「エアフォース・ワン」はテレビ20chが視聴可能?!

いやはや、さすがエアフォースワンですね。当然、ここで言う「20ほど」は、映画などのビデオプログラムの数ではなく、ライブで視聴可能なチャンネル数を指すものと思われます。「飛行中の機内でライブテレビとは、すごい時代になったものだねえ」と感心していたのですが・・・。

いえいえ、ふと考えたらあったのです、これが!!エアフォースワンに乗らずとも、私たちの身近にも!!

▽ANA Wi-Fi Serviceでもライブテレビが視聴可能!

ANAのホームページから

ことし4月から国内線機内で無料使用可能になった「ANA Wi-Fi Service」 
ニュースやスポーツなどリアルタイムでライブ番組が視聴可能で、飛行中の機内でライブ放送が視聴可能なのはANAだけなんだとか!!

ANAのホームページから

 

ライブ放送以外にも、ドラマやバラエティ、アニメなどの映像やオーディオプログラム、e-booksなど約100ものコンテンツも視聴可能です。

▽トランプ氏並みのツイッター連打もできる!!

「ANA Wi-Fi Service」では当然、EメールのほかツイッターなどSNSへのアクセスも可能です(動画視聴サイトは利用不可)。

今回、シンガポールから帰途に就くトランプ大統領は、エアフォースワン機内からいつものようにツイッターを連続投稿。米朝首脳会談を自賛するものから、中にはあの名優ロバート・デニーロ氏が、大統領を批判したことへの「反撃」ツイッターも!!

これがちょっと面白いニュースなので、CNNのニュースサイトから記事をご紹介しますね!!

シンガポール(CNN) 米国のトランプ大統領は13日朝、公の場で自分をこき下ろした米俳優のロバート・デ・ニーロさんについて、ツイッターで「非常にIQの低い人物」などと非難した。

シンガポールでの米朝首脳会談を終え、帰国する大統領専用機の機内でツイートした。

その中でトランプ氏は「ロバート・デ・ニーロは非常にIQの低い人物。映画の中で本物のボクサーから頭を打たれ過ぎた。昨晩彼をテレビで見たが、あれは『パンチドランカー』に間違いないと思う。彼は気づいていないのだろうが、米国経済はこれまでで最も好調な状態にあり雇用統計は過去最高、多くの企業が米国に戻ってきている。目を覚ませ、パンチドランカー」と書き込んだ。

デ・ニーロさんは10日、ニューヨーク市で行われたトニー賞の授賞式に登場し、歌手のブルース・スプリングスティーンさんの演奏を紹介する際、「最初に言いたい、トランプ(大統領)はくそ野郎だ」などと発言。授賞式の参加者からスタンディングオベーションを贈られていた。

トランプ氏は12日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談の準備で「24時間」働きづめだったと語っていたが、デ・ニーロさんの発言を視聴する時間はあったようだ。

やっぱり、機内wifiって、とっても便利ですよね~(笑)

▽搭乗前にアプリダウンロードを!!

この「ANA Wi-Fi Service」。登録方法はとても簡単なのですが、アプリは搭乗前にダウンロードする必要があります。無料ですから、もしANAの国内線を利用する機会がある方は、試してみるのも面白いと思いますよ。

「ANA Wi-Fi Service」はすべての機体に装備しているわけではないので、ご注意ください!

ANAのホームページから

接続方法など詳しくは、こちらのANAのホームページでご確認ください。

【ANA HAWAii⑧】綾瀬はるかのCMロケ地を探してみた!!

テレビやネットでよく見かける「ANA HAWAii」のCM
わずか数十秒みただけでも、まるでハワイに瞬間移動したかのような爽快感を与えてくれる、私も大好きなCMです。
まずは、CMの30秒バージョンをご覧ください!!

▽必死にCMロケ地を探してみた

何度みても、やっぱり気になるのはそのロケ地。いったいどこにあるのか、ネットの画像検索やブログ、ツイッターを駆使して探してみました。もっとも、結局はよく分からず、友人のそのまた友人の現地在住某氏にも、ご協力をお願いしたりして、なんとかまとめてみました。

まずはCM冒頭で、綾瀬はるかさんが楽しそうに歩くこの街並み。
どうやらダウンタウン(チャイナタウン)にあるダイニング「Livestock Tavem」のあたりでは無いかとの情報でした。

ANA Global Channelより

▽まさに「インスタ映え」スポット(ただし注意も必要!!)

そして、一転ポップなアート作品がどーんと登場!
まさに「インスタ映え」という言葉にぴったりのこの場所。

ANA Global Channelより

すでに多くの人がインスタなどにアップされている
有名な「カカアコ」のウォールアートですね。


★ここで必ずお読みいただきたい注意点!!
ウォールアート自体が塗り替えられている場合があるそうですが、もっと心配なのは、5月にこのカカアコ付近の公園で、日本人観光客が襲われて負傷する事件が発生したという情報が、現地在住の方のブログに数多く投稿されています。詳しくは「カカアコ 事件」でご検索ください。


▽謎の巨大サボテンはどこ??

次に出てくるのは、なんじゃこれ!!と思わず口に
してしまう、巨大なサボテン。

ANA Global Channelより

これは本当よく分からなかったのですが、現地在住の某氏の
友人のそのまた友人を介して寄せられたのはハワイ州立公園の
「ココヘッドボタニカルガーデン」にあるサボテンに似ているそうです。

▽海岸での乗馬もやってみたい!!

そして、美しい白砂のビーチを馬に乗ってあるくという最高の贅沢。
こちらも有名なノースショアのモクレアビーチにある「ハワイ・ポロ・オーシャンフロント・トレイルランド」ですね。「LOST」のロケも行われたビーチで乗馬体験が可能なんだとか。

ANA Global Channelより

どこまでも続く海岸線を静かに波の音を感じながら進んでゆく・・。すべてのストレスから解放されそうな、いつまでも忘れられない経験になりそうです。

そしておなじみのリッツ・カールトン内にある「すし匠」

ANA Global Channelより

こちらは当サイトのバックナンバー「ANA HAWAII③」で、ご紹介済みなので次に進みますね。

▽ラストシーンは「タンタラスの丘」

最後は、合成なのかちょっとよく分からなかったのですが、場所的には
ワイキキ中心部が一望できることでおなじみの「タンタラスの丘」

ANA Global Channelより

タンタラスの丘への訪問は、日本発のパックツアーなどにも組み込まれていますが、ワイキキの観光案内所などでも、申し込み可能です。

もちろん個人的に向かうことは可能ですが、とにかく凄い急斜面の道路を
延々と登ることになるため、車利用でないと難しいのでは、とのことでした。


▽最後に次の注意事項も必ず読みください

★掲載した情報は、撮影地への訪問を推奨するものではありません。また当該地への訪問や万が一発生したトラブル・事故などの責任は、当サイトでは一切負いません。また、当サイト掲載の情報が誤っていた場合、発生した損失なども当サイトでは一切負いません。あくまで自己責任ということでご了承ください。

JAL客室乗務員のビール騒動でわかった意外な事実

日本航空の客室乗務員がホノルル発関西空港行きの機内トイレで、こっそり缶ビールを飲んだとして、ニュースになった件。

日本航空のホームページから

 

なにせ、あまり聞いた事がないケースなんですが「缶ビール」よりも、当サイトが注目したのは別の部分なのです! まずはニュース記事をご覧ください( bloomberg社のサイトから)

日本航空(JAL)は6日、国際線に乗務中の客室乗務員が機内で飲酒し、航空法に基づき定めている運航規程に違反した事例が発生したと発表した。これを受け国土交通省はJALを厳重に注意し、再発防止策を報告するよう指示した。

JALと国交省の発表によると、この事例があったのは5月22日ホノルル発、関西国際空港行きで乗客数87人の機内。運航乗務員2人、客室乗務員8人で運航・乗務にあたっていた。後日、乗客から「客室乗務員が化粧室でビールを飲んだ疑いがある」との通報があり、同社が本人に確認したところ事実を認めた。

国交省によると、この客室乗務員は休憩時間中に化粧室に缶ビール1本を持ち込み、乗務員用の休憩室で仮眠を取ったあと、業務を行ったとしている。この問題を受けJALでは「お客様、関係者のみなさまにご不安とご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます」コメントした。

▽乗客87人ですって??

そう、乗客数は87人って書いてありますよ!!
ホノルル線は、夏休みや年末年始以外のいわゆるオフピークにも、とにかくいつも混んでいることで有名な路線です。

あえて「オフピーク・平日出発」にして、ゆったり機内を期待したのに、すし詰めの満席状態だったという、嘆きの声もよく聞かれる路線です。

今回のJAL機はボーイング787-8型機。JALのホームページによると、総座席数が206席の仕様か186席仕様のいずかのようです。

JALさんにはちょっと申し訳ないのですが、87人でしたら、機内はかなり静かで過ごしやすく「空いたエコノミークラス4席にごろ寝」という夢のような使い方もできたのかもしれませんね。

当サイトにも、たびたび情報を寄せていただいている旅行業界の事情通氏も「ゴールデンウィーク後の5月中・下旬は、ホノルル線も比較的すいていてオススメ」と話していました。座席の埋まり具合は「水もの」ではあるものの、今回の件でこうした傾向があることがわかりました。

▽「乗務員用の休憩室」とは?

一方、記事には「乗務員用の休憩室」とありますよ。
「いったい航空機内のどこに休憩室が??」と疑問に思う人も多いかもしれませんね。

どんな場所にあるのか、航空マニアの友人に聞いてみたところ、多くの機体では機体後方の屋根裏部分に、数名が横になれるようなスペースがあるんだそうです。

多くは、入り口とはわからないような狭い扉を開けて(当然、施錠式)休憩室に入るんだとか。一方、外国航空会社でこうした休憩室が設置されていない機体の場合、エコノミークラス最後部の4席ほどに「CREW SEAT」という表示をつけて、カーテンで仕切るなどして休憩スペースを設ける場合もあるそうです。

報道によると、今回のケースは、客室乗務員が缶ビールを持ってトイレに入るところを乗客が見ていたことから発覚したそうです。客室乗務員は機内サービスのみならず、乗客の安全や保安業務にも関わる大切な仕事です。利用者としても、こうした事例はあってほくないと思う限りです。