プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ2021を発表

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ANAから2022年度のプレミアムメンバー獲得に向けたキャンペーンが12月16日に発表されたので、その内容をまとめてみました。

搭乗回数が減ってもプレミアムメンバーステイタス獲得ができるキャンペーン

キャンペーンページのビジュアル

キャンペーンページのビジュアル

対象者は幅広く(というより恐らく全員)

2020年12月16日から「プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ」と題したキャンペーンがスタートしました。いつもならターゲットを絞ったキャンペーンが多いのですが、今回は初めての試みということもあってか、対象はキャンペーン参加登録を行った、ANAマイレージクラブ会員となっています。ただし、キャンペーン登録しないと条件を満たしても対象とはならないので、このキャペーンによるステイタス獲得を目指す場合は必ず登録が必要です。

対象者

冒頭にも記載した通り、「キャンペーン参加登録を行った、ANAマイレージクラブ会員のお客様」と書かれているため、対象者はANAマイレージクラブ全員と考えてよさそうです。プレミアムメンバーステイタスはANAマイレージクラブ会員であれば一定の条件を満たすと提供されるサービスなので当然といえば当然かもしれません。

キャンペーン内容

今回のキャンペーンは原則、搭乗回数や距離に応じて積算されるプレミアムポイントのみで決まっていた「プレミアムメンバー」の基準をプレミアムポイントだけでなく、新しく開始したANA Payや提携クレジットカードの利用頻度・利用額なども考慮し、ステイタスが付与されるキャンペーンとなっています。

利用条件①:年間のプレミアムポイント獲得数(ANAグループ運航便ご利用分のみ)

このプレミアムポイントの獲得数は従来と同じ方式です。プレミアムポイントは2021年1月1日(金)から2021年12月31日(金)までに獲得したポイントとなるので注意が必要です。

利用条件②:ANAマイレージクラブのサービス利用数

これは新しく増えた条件となります。そもそもANAマイレージクラブのサービスとは?と思った方もいるとサイトから引用してみました。ANAマイレージモールやANAショッピングなどは利用している方も多いのでは?と思いますが、ANAショッピングでANAカード決済を行うと、「A-style」と「ANAカードマイルプラス」の2つのサービス数がカウントされます、と記載があるので必ずしも達成条件はそれほど難しくないかもしれませんね。あえて難しいとするならば「住まい de MILE」くらいになるのではないでしょうか。この条件の対象期間は2020年12月16日(水)~2021年12月15日(水)までとなっています。

対象サービス一覧

利用条件③:ANAカード・ANA Pay決済額の総額

こちらも新しく増えた条件となります。ANA Payは12月10日にサービスを開始したばかりのサービスで、QRコードを利用した決済サービスです。詳細は別の記事で書かせていただこうと思いますが、ANAカードとANA Payでの決済額がカウントされます。達成条件によって金額が異なるようなので、どの条件を目指すかによってメインで利用するカードを考えたほうが良さそうですね。カード会社の締めも関係しているのかこちらの期間も2020年12月16日(水)~2021年12月15日(水)までとなっています。

達成条件・特典

プレミアムメンバーは「ブロンズ」「プラチナ」「ダイヤモンド」の3つのステイタスがあり、それぞれで達成条件が異なります。また、「ダイヤモンド」の場合は通常のステータスサービスに加えて追加のサービスが提供されます。

キャンペーンの達成条件

 

条件1:ANAグループ運航便ご利用による2021年獲得プレミアムポイント数

ブロンズが15,000(従来は30,000)、プラチナが30,000(従来は50,000)、ダイヤモンドが50,000、または80,000(従来は100,000)と+Moreだと150,000となっています。ダイヤモンドの+Moreを除けばプレミアムポイントだけでカウントされる条件より緩和されていることがわかります。必要なポイント数が約半分程度になっているので、これだけであれば達成できる感じはありますが、今回のキャンペーンはその他の2つの条件も満たす必要があるので、どっちのほうがハードルが高いかは人によって変わってきそうです。

※注意事項:2022年1月31日(月)23:59(日本時間)までに、対象期間のANAグループ運航便のプレミアムポイントが積算されていることが条件

条件2:対象サービスのご利用数

ブロンズとダイヤモンドの80,000プレミアムポイント条件が4サービス以上、プラチナとダイヤモンドの50,000プレミアムポイントと+Moreが7サービス以上となっています。4つは比較的簡単に達成できそうですが、7つとなると少し考える必要がり、あえてプレミアムポイントの積算率が高くないツアー商品を扱っているANA Travelersを使ったりするなど工夫が必要になりそうですね。

条件3:ANAカード・ANA Payの決済額

たぶん、これが一番しんどいのではないでしょうか(笑)。条件2と同じようにブロンズとダイヤモンドの80,000プレミアムポイント条件が400万円以上、プラチナとダイヤモンドの50,000プレミアムポイントと+Moreが600万円以上となっています。年間400万円の利用だと約34万円/月、年間600万円の利用だと50万円/月のANAカード、もしくはANA Payでの決済が必要なので、航空券代を会社の経費で立替などをしている人でないと現実的には厳しいのではないかと思います。

 

最後に

2020年度は新型コロナウイルスの影響で旅客便の運航が大きく減っており、航空以外でのサービスでもステイタスを獲得できるキャンペーンを打ち出してきたANA。特に国際線の需要は2021年に急激に回復するとも考えにくく、また、国内線においてもオンラインミーティングの普及による出張機会の減少によって、これまでプレミアムメンバーだった人たちがステイタスを継続できなくなる可能性が2021年は起こりえるため、先行してこういったキャンペーンを打ち出してきたのかもしれません(2021年度は2020年度のステイタスを維持することを発表済み)。新型コロナウイルスの影響により、今までのモデルでは事業が成立しなくなってきている業種ということもあって、このプレミムメンバーサービスの達成条件の追加だけでなく、その他の面においても変革しようという意識が随所に見受けられます。まだまだ厳しい状況は続くと思いますが、こういう時だからこそ大胆なことを打ち出してきてくれること引き続き期待したいと思います。

 

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