2020年 1月 の投稿一覧

ANAファン全員鼻血?! 羽田新路線を一気に大発表!!

ANAが23日に「2020年度 ANAグループ国際線航空輸送事業計画」を発表しました。なんだか堅苦しいタイトルですが、なんと言いますか・・・要するに「羽田+ミラノ+モスクワ+隈研吾」ってことですよ!(謎)

▽ネタが満載過ぎて情報大渋滞に!

結局は「詳しくはANAのプレスリリースをご参照下さい!」ということなんですが、当サイトが勝手に注目したのは以下の点

・羽田から「深圳、イスタンブール、ストックホルム、ミラノ、モスクワ」の5都市に新たに乗り入れ!

・3月29日から羽田第2ターミナルビルでの国際線運用開始。
 あの有名建築家・隈研吾さん監修によるラウンジがオープン!!

・成田から就航していたワシントンなどの北米路線が羽田に!!

羽田空港発着枠拡大による新規開設・増便14路線のうち、新規乗り入れが5都市。これは驚異的な路線網の拡大といえますね!もはや羽田空港がANA国際線のハブ空港化したと表現しても過言はないでしょう!

▽なにげにベトナムも凄いぞ!

実はこれだけで終わらないのが今回の「大渋滞」の原因なのです。なんと、ベトナム路線再編に伴い、羽田=ホーチミンシティ線も新規開設されます!3月29日から、羽田発でホーチミンシティとハノイに、最新機種ボーイング787型機で週7便も運航されるという太っ腹ぶり!

ビジネスや観光に渡航需要が増大する一方のベトナムに、羽田からデイリーで行けるというのは非常に便利になりました!

▽成田ネタもあるよ~!

今回の発表では成田も忘れていませんよ!当サイトでご紹介した通り、エアバスA380型機「FLYING HONU」が4月から3機体制に。「FLYING HONU」の運航を週14往復へ拡大されて、成田・ホノルル線はすべて「FLYING HONU」での運航になるのです。

さらに3月29日から、成田空港にANA国際線ラウンジとしては、なんと3カ所目となる「ANA LOUNGE」が第2サテライトにオープン!

朝のラウンジ大混雑で「オレサマのうどんがゆっくり食べられないぞ!」お嘆きのご貴兄には大ニュースかもしれませんね。

こうした新規路線開設時にはご祝儀的に「就航記念」のパックツアーなども発売されることがあります。ANAファンのみならず、旅行を愛する皆さまにも見逃せないニュースといえそうです!

 

ビジネスクラス搭乗レポート:NH109便(ニューヨークから東京羽田)

ANAのビジネスクラスでニューヨーク(JFK)から東京(羽田)まで搭乗しましたので、レポートしたいと思います。

ANAのB777-300ER 新212席 ビジネスクラス 座席

ANAのB777-300ER 新212席 ビジネスクラス 座席

搭乗レポート

スケジュール

ANAのニューヨーク(JFK)線は羽田と成田からそれぞれ1日往復の合計2往復となっています。ANAと同じスターアライアンスでは実はニューヨーク(JFK)線は就航しておらず、ユナイテッド航空がニューアーク(EWR)と成田とで直行便を就航していますが、ニューヨーク(JFK)線は就航していないため、JFK線であれば同アライアンスでは択一になります。
また、アシアナ航空やシンガポール航空も乗り継ぎとなりますが、それぞれ仁川とフランクフルト経由で就航しており選択肢は比較的ありそうです。なお、ANA便はニューヨーク(JFK)と東京(羽田/成田)は以下のように運航されています。

NRT NH010 16:40 → 15:10 JFK NH009 10:45 → 15:00(翌日) NRT
HND NH110 10:20 → 09:00 JFK NH109 16:55 → 21:10(翌日) HND

ニューヨーク線の機材

ニューヨーク(JFK)路線の機材は羽田・成田ともにボーイング777-300ER型機が就航しています。また、2019年の8月からロンドン線に導入された新シートが2019年11月から順次投入され始めており、ラッキーなことに今回搭乗したNH109便も新シートの機材でした。

搭乗

搭乗開始は機材の到着遅れにより、折り返しの整備に時間がかかったのか搭乗時刻が遅れており、17:10とボードが出ていました。この日は6番ゲートからの搭乗でした。

搭乗予定時刻のボード

新シートのビジネスクラス”THE Room”

ご存知の方も多いかもしれませんが、ANAのビジネスクラスはSKYTRAX社のWorld’s Best Business Class Airlines 2019で2位を獲得。1位はカタール航空、3位は同じスターアライアンスのシンガポール航空です。カタール航空もシンガポール航空も最新のシートは搭乗者からも評価が高く、毎年上位にランクインするシンガポール航空を押さえての2位というのは素晴らしいですね。
SKYTRAX社のランキングが新シートの評価対象だったかはわかりませんが、就航路線も増えるので、2020年はもしかする1位ということもあるかもしれません。

なお、ANA公式サイトにも新シートのスペックがまとまっておりますので、詳細はこちらをご覧ください。

“THE Room”のレビュー

新シートのビジネスクラス”THE Room”はまだニューヨーク線に投入されて間もなく、搭乗者も客室乗務員も慣れていないからか、ウェルカムドリンクは搭乗後ではなくが離陸してからでした。さてさて、新シートのビジネスクラスは”THE Room”と名の通り、全席開閉式の扉があり、まさに部屋のようになっていました。今回指定したのは針路に対して反対側に座る5A。事前の情報ではシートベルトが3点のものになっており、窮屈だという声も耳に入っておりましたが、普通のシートベルトを締めた後にショルダーベルトをすれば何の問題もありませんでした。細かい部分までレビューするとかなりのボリュームになってしまいますが、気になった点などできる限り紹介しようと思います。

24インチのシートテレビ

シートモニターは24インチの4K対応のディスプレイを採用しており高精細でした。映画など迫力のある映像を機内で見ることができるので、扉を閉めると、家でくつろぎながら映画を観ているかのような雰囲気を味わえます。

THE Roomの24インチ大型4Kモニター

シート

本当にビジネスクラスか?と思うほどワイドシートになっているため、フルフラットにすると小さなお子様と二人でも横になれるレベルです。

後ろ向きの新シート

大型のテーブルとサイドテーブル

テーブルはモニターの下から引き出すタイプで落ち着いた木目調になっていました。サイドテーブルには鏡があったり、スマートフォンなどを入れるスペースが充実しています。また、コントローラーもサイドテーブルの下にあり、読書灯などもここで操作可能となっています。

大型のテーブル

サイドテーブル上の収納ボックス

サイドテーブル下のコントローラー

オットマン

モニターの下にはオットマンがあります。ここには荷物を入れてはだめだとか。。足を入れるのには充分なスペースではあります。

オットマン

電動シェード

787に搭載されているものと同じ電動シェードと思いきや、下のボタンを押すとカーテンが降りてくるようになっています。スマホなどで窓の外を撮影する際、従来型のシェードの場合、ちょうど窓とシェードの間にスマホが入るくらいだったので、機内(特に自分とかが)が写ったりするのを防げていたのでよかったのですが、787の電動シェードも同様に、今後は違う方法を考える必要があり、個人的にこれはちょっと残念な変更になっていまいました。

電動シェード

フルフラットのベッド

フルフラットになるベッドシートでベッドメイクするとこんな感じに。背が高い方は対角線のように斜めになるとちょうど良い感じに横になれます。

フルフラットのベッド

可動式パーテーション

ANA BUSINESS STAGGEREDでもプライベードなスペースは確保できていましたが、”THE Room”というだけあって、パーテーションを閉めることで完全に”個室”にすることができます。ボタンを押すと、自動で閉まり、開けるときは手動で戻す必要があります。なお、写真の左の扉は下側に、右の扉は右側に収納します。

プライベード空間をつくるパーテーション

深化したコントローラー

新シートのもう一つの特徴はスマートフォンと連携した機能でしょうか。座席に備え付けのコントローラーを使うことも可能ですが、新シートの機材では自分が持っているスマートフォンがコントローラーになります。ANAアプリをインストールした自分のスマートフォンと座席のモニタをペアリングすることで、ほとんどの操作がスマートフォンから可能になっており、映画やビデオなどの再生や早送り・巻き戻しだけでなく、搭乗前に機内で見たい映画などをチェックして、お気に入りリストを作成することができるので、搭乗後にシートと同期するとすぐに見たい番組を見ることができます。

ペアリングしたスマートフォンの画面

アプリと同期したモニター

“THE Room”の総括

今回搭乗した”THE Room”のビジネスクラスは従来のファーストクラスと同等のシート幅があり、本当にゆったりと過ごせました。大げさではなく自宅のリビングのソファでくつろいでいるような感じで過ごすことができる空間になっています。また、パーテーションを閉めることで完全に「個室」になるので、仕事に集中したい人やゆっくり休みたい人など思い思いの過ごし方ができますね。さらに、スマートフォンと連動したシートモニターというのも外せないでしょう。自分のスマートフォンと連動することで、操作のストレス軽減だけでなく、搭乗前からのプランニンニングでのワクワク感もあるので、機内で過ごすことが楽しく、普段よりもリラックスできたな、と感じました。

ただ、一つ気になったのは、個室になることで客室乗務員と搭乗者とのコミュニケーションがどの程度変わるか、ということ。今までは、半個室のようなシートだったため、声をかけやすかった気もしますが、それが個室になることで、さりげない気遣いや声がけが減るのでは?と思っています。もちろん、呼び出しボタンを押せば席まで来てくれて、要望を聞いてくれると思いますが、個人的にはそういったさりげない気遣いは日本人ならではだと思うので、ハード面が整備されたことで、ソフト面が機械的なコミュニケーションにならないといいな、と思っています。とはいえ、コミュニケーション能力が高い客室乗務員が多くいるANAなので、コミュニケーションをこんな感じにしていこう、と客室乗務員同士で会話しているかもしれませんね。

ウェルカムドリンク

前述の通り、ウェルカムドリンクは離陸後水平飛行に入ってから提供されました。恐らく客室乗務員が新シートの質問や説明などで離陸前は時間がないため、しばらくは離陸後になってしまうかもしれませんね。おきまりのオレンジジュースとスパークリングワインでミモザを、とも考えましたがこの日は移動が多く多少疲れていたのでオレンジジュースをいただくことにしました。

ウェルカムドリンクのオレンジジュース

機内食

ウェルカムドリンクを下げていただいた後、食事のメニューが配られます。今回は海外発ですが、ニューヨーク線限定で奥田ニューヨークとコラボメニューということで、日本食を事前にオーダーしておきました。奥田は日本発の便でも提供されていることもありますが、今回は奥田のニューヨーク店とのコラボとのこと。なお、奥田はパリにも出店しているとのこと。パリ線で奥田とのコラボメニューがあるかどうかは未確認ですが、海外発の便で日本料理店とコラボした食事が提供されるのは嬉しいですね。

和食は奥田ニューヨークとコラボレーションメニュー

 

アミューズ

食事の前にアミューズが配膳されます。今回もドリンクはお茶にしていたんですが(笑)、スモークフィッシュのカナッペやローストダックのタルトレットは白ワインやシャンパンとの相性が良さそうな感じがしました。

ピスタチオチーズボール
スモークフィッシュのカナッペ
ローストダックのタルトレット

前菜と小鉢

アミューズの後、小鉢2品とお造りが配膳。今回、座席は5Aだったので配膳もスムーズでした。海外発の和食は当たり外れがありますが、3品とも和食の味を楽しめました。特に土鯛昆布〆と煽り烏賊、帆立貝焼き霜は土佐酢ゼリーとの相性が抜群でした。

とり貝と鮟肝の辛子酢味噌かけ

鯛昆布〆
煽り烏賊、帆立貝焼き霜
土佐酢ゼリー

ずわい蟹 きのこ ほうれん草浸し

主菜とご飯

次は主菜とご飯です。主菜は和牛赤味噌煮込みと御飯、味噌汁、香の物がでてきます。和牛は柔らかく、野菜にも味がついていたので、ご飯はおかわりをお願いしてしまいました。海外発でこれだけの日本食を食べられるのは本当に嬉しいですね。

和牛赤味噌煮込み
御飯、味噌汁、香の物

和牛赤味噌煮込み

デザート

デザートは リンゴとキャラメルウォールナッツのケーキ、ソフト饅頭、チーズ、フルーツがあったのですが、ご飯でお腹がいっぱいになった感じもあったので、今回はいただきませんでした。

アラカルトの食事

1食目の後、しばらく就寝後、ちょうどお腹が空いたのでアラカルトで頼めるメニューから注文することに。機内で誰か食べると匂いに誘われて他の人も食べたくなってしまうという、ラーメンを頼むことに。ニューヨーク発の便では一風堂のラーメン、コク極まる味噌「大地」がありました。やはりというか、連鎖反応で私がオーダーした後に続々とラーメンの匂いが機内から漂っていました。

一風堂ラーメン コク極まる味噌「大地」

リフレッシュメント

一風堂の味噌ラーメンをいただいた後はリフレッシュメントをいただくことにしました。チーズプレートやガーデンサラダなどもあったのですが、1食目にデザートをいただかなかったので、ヨーグルトとフルーツ、トマトジュースをいただきました。トマトジュースは意外と機内で飲んでいる方が多いようですね。海外発なので野菜不足解消のためなのかな?とも考えましたが謎です。

ヨーグルトとフルーツ、トマトジュース

 

ニューヨークから羽田への飛行ルート

冬ダイヤではニューヨークやワシントンD.C発の東京行は約14時間と表示されています。これは偏西風などの影響によるものだと思いますが、今回の飛行ルートはニューヨークから北上し、カナダのイエローナイフやアラスカ付近を通って日本に向かいました。客室乗務員の話では飛行ルートは4つほどあるとのこと。今回はイエローナイフ付近を通過したのでオーロラが見えるかなと思っていたのですが、残念ながら見ることができませんでした。飛行ルートと運がよければ見ることができそうでうね。

飛行ルート

 

機内サービス全般の総括

今回搭乗したNH109便のビジネスクラスは新機材ということでピカピカでした。ニューヨーク線は常時満席というイメージがあったのですが、客室乗務員からの情報だとこの便に限ってはビジネスクラスの搭乗率は6割くらいということで、なぜかかなり少なかったようです。

搭乗客もそうですが、新シートだと客室乗務も訓練をしているとはいえ、まだ慣れていない部分もあったと思いますが、搭乗率が高くなかったこともあってかスムーズにサービスが提供されていたように感じました。今回に限っては搭乗者が少なかった分、細部まで行き届いたサービスが提供できたのかもしれませんね。こればっかりは、搭乗客も客室乗務員も慣れなので、しばらくの間は試行錯誤が続くのではないでしょうか。

食事については、海外発の日本食がここまで美味しくなったとは思わなかったので、今後も海外発の日本食はクオリティを上げていってほしいと感じました。また、シンガポール航空が、東京-ニューヨーク線を日本からの以遠権を用いて開設する準備に入ったとの報道もあり、ANAとのコードシェア(共同運航)拡大も検討していくとのこと。同じスターアライアンスではありますが、機内サービスやシートに定評のあるシンガポール航空なので、今後サービス面でも競争しながらよりよりサービスが提供されていくと期待したいと思います。

 

エアバスA380型機「FLYING HONU」が7月1日から成田=ホノルル間を毎日2往復に!

ANA HAWAIIの主役、FLYING HONUの3機目の受領予定日が4月と発表され、7月1日から毎日2往復の運航となったため、概要をまとめてみました。

エアバスA380型機

エアバスA380型機

FLYING HONUがダブルデイリー運航で週14往復に!

スケジュール

ANAのホノルル線は羽田から787-9が1日1往復と成田からA380と777-300ERが1日2往復の合計3往復となっています。ANAと同じスターアライアンスではユナイテッド航空が成田からの直行便が就航しています。なお、ANA便は東京(羽田/成田)とホノルルは以下のように運航されています。(2019年度冬ダイヤ)

NRT NH184 20:35 → 08:25 HNL NH183 11:30 → 15:55(翌日) NRT
NRT NH182 21:30 → 09:20 HNL NH181 12:30 → 16:55(翌日) NRT
HND NH186 22:15 → 10:05 HNL NH185 13:10 → 17:35(翌日) HND

ホノルル線機材

一時期、ホノルル線は成田/羽田ともにボーイング787-9で運用されていました。また、2019年5月に成田-ホノルル線にA380が就航した当初は週3便程度でしたが、2機目を受領してから週10便ほどになっています。A380が運航しない便はA380にファーストクラスの設定があることもあってかボーイング777-300ERで運用されています。(羽田線は引き続き787-9で運用されています。)

座席数がどのくらい違うか?

現在、成田-ホノルル線で運用されているA380 + 777-300ERと7月1日以降のA380 + A380になった場合、どのくらい座席数が違うのかを比べてみました。

A380 + 777-300ER ファースト 16 ビジネス 108 プレミアムエコノミー 97 エコノミー 563 合計 784
A380 + A380 ファースト 16 ビジネス 112 プレミアムエコノミー 146 エコノミー 766 合計 1,040

結果、全クラス合計で256席の差がありました。256席というと777-300ERの1機分の座席数とほぼ同じなので、A380が毎日2往復するとどれだけ効率がよいかがわかりますね。ちなみに、ファーストクラスとビジネスクラスは777-300ERからA380になったとしても大きな差はありませんが、プレミアムエコノミーが50席多くなるため、特典航空券などでプレミアムエコノミーを狙っているのもよいかもしれませんね。また、ファミリーやカップルに人気のカウチシートもA380だけに搭載されているので、カウチシートに乗りたかったのに!という方は、夏本番の7月以降でぜひ空席照会してみてください!

 

FLYING HONUの3機が成田空港に駐機しているところを見れるかも?

ANAのプレスリリースでは、3機目は4月に受領予定と記載があるため、遅くとも5月頃には日本にやってくる可能性が高いと考えられます。7月1日から週14往復となるので、それまでの間は運用準備のテストフライトなどを行い、最終調整するのでしょう。ただ、注意書きに”週14往復の運航となる7月1日よりも前に運航を開始する可能性があります。”と記載があるので、準備が整い次第投入する可能性もあるということでしょうか。いずれにせよ、週14便体制となると基本的に1機は成田に駐機されているはずなので、3機が並ぶのはそうめったに見れるものではないかもしれません。ゴールデンウィークあたりにもしかしたら3機ならんでいるFLYING HONUが見れるかも?しれませんね。

FLYING HONUのフライトタグ3本セットが人気のよう

A380がいよいよ3機揃うということもあってか、A380のフライトタグ3本セット(初号機はブルー、2号機はグリーン、3号機はオレンジ)が人気のようで、羽田空港などで買い求める方も多くみられます。普段使いのバッグにつけてもアクセントになるので、旅行の記念にもなりそうですね。

ハワイを感じるBOXに入っています

ハワイを感じるBOXに入っています

A-styleでも販売中のようなので、参考までにリンクを掲載しておきます。<ANAオリジナル>FLYING HONU フライトタグ3本セット

 

 

ANA、対象者限定の衝撃的なキャンペーンを展開

ANAから近年にないキャンペーンが展開されているようなので、その内容をまとめてみました。

一部のプレミアムメンバー向け?対象者限定キャンペーン

対象者限定のキャンペーンバナー

対象者限定のキャンペーンバナー

対象者限定キャンペーン

2019年12月中旬、ANAは対象者限定キャンペーンを開始しました。メールやマイキャンペーンなどでしか表示されておらず、対象者も少ないのか、SNSでも取り上げている方もいますが、盛り上がり度合いがよくわからない感じです。
が、このキャンペーン、かなりハードルが高いのですが、通常のステータス保有だけでは得られないもののようです。

対象者

冒頭にも記載した通り、対象者限定と書かれているため、対象者の範囲はわかりませんが、キャンペーンページ内に”通常の「ダイヤモンドサービス」に加え、以下の特典をお受け取りいただけます。”と記載があるため、少なくとも2019年のダイヤモンドメンバーや2020年にダイヤモンドメンバー基準に到達した方が選ばれているのではと思います。

キャンペーン内容

今回のキャンペーンは2つあり、条件をクリアした人は、通常の「ダイヤモンドサービス」に加え、二つの特典が付与されます。

特典内容①:マイルからANA SKY コインへ特別交換倍率2.0倍のボーナスコインをプレゼント

達成条件は後ほどふれますが、条件をクリアした方は、通常ANAマイルからSKYコインへの交換倍率は最大1.7倍となっているところ、実質2倍になるというもの。SKYコインの前身となるeクーポンという名前で運用されていた時代に、ダイヤモンド会員向けに期間限定で同じ2倍の交換倍率でキャンペーンをやっていたこともありました。

ただし、注意が必要なのは例えば20,000マイルをSKYコインに交換すると直接40,000SKYコインになるわけではなく、交換した翌月末に”差分”のSKYコインを付与するというもの。一次的ではありますが、1.7倍の交換レートに変わりないことに注意が必要です。

特典1:マイルからANA SKY コインへ特別交換倍率2.0倍のボーナスコインをプレゼント

 

特典内容②:ANAカードファミリーマイルに登録のご家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタスをプレゼント

ANAのファミリーマイルに登録している家族会員1名を2021年度ダイヤモンドメンバーにするというもの。ANAで今までこの類のキャンペーンはなかったように思います。よく考えると、会員向けのアンケートなどで家族向けにステータスを付与するなどの回答項目がありましたので、増加しているプレミアムメンバー向けに差別化を図ったのかもしれません。

また、ここでも注意が必要なのがあくまでも、ダイヤモンドメンバーのステイタスを付与するのみなので、アップグレードポイントなどは対象外となる点です。

特典内容2:ANAカードファミリーマイルに登録のご家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタスをプレゼント

達成条件

このキャンペーンの達成条件は3つあり、以下の条件3つをすべて満たした方と記載があります。

キャンペーン達成条件

条件1:ANAグループ運航便ご利用による2020年獲得プレミアムポイントが15万ポイント以上

これは、ダイヤモンドステイタスの基準である100,000プレミアムポイントをさらに50,000ポイント追加で貯めることでクリアできます。これは従来からある、150,000プレミアムポイントを達成するとダイヤモンドカットのネームタグやステイタスカードと似たバゲージタグがプレゼントされるのと同じなので、達成できる人はそれなりにいるのでは?と思われます。

ただ、ハードルが高いのは確かで150,000プレミアムポイントというのは東京と福岡をビジネスきっぷで毎週往復して達成できるレベル(札幌だと若干足りません)なので、達成できなくはないですが、ハードルは高いでしょう。

※注意事項:本キャンペーンの対象となるフライトマイルの事後登録は、2021年1月31日23:59<積算分(日本時間)>まで。

条件2:ANAゴールドカードまたはANAカード プレミアム(スーパーフライヤーズ ゴールドカード、スーパーフライヤーズカード プレミアム含む)でのご利用金額が500万円以上

正直、これはかなりハードルが高いですね。年間500万円というと、毎月約42万円の決済が必要ということになります。対象期間は2019年12月16日から2020年12月15日までということなので、クレジットカードのステージ判定期間と連動している感じですね。

ちなみに、条件1でふれた東京と福岡をANAカード決済のビジネスきっぷで毎週往復購入したとしても、360~370万円くらいなので、あと130~140万円の決済が必要になります。とはいっても、これは出張を自分で手配して経費精算している人の話で、会社によっては専門の部署が手配してくれたりするケースもあるので、条件1と比べてもかなりハードルが高いのは確かでしょう。

また、注意事項に”対象カードを複数枚お持ちの場合、いずれか1枚でご利用金額条件を達成してください。異なるANAカードのご利用金額の合算はいたしません。”と記載があるので、複数枚での合計では達成とならないとのこと。(家族カードは本会員に集約されるため対象)

条件3:本キャンペーンの参加登録

これはキャンペーンが表示されている人なら登録は問題ないでしょうから、期間内に登録しておけば条件を満たします。

 

最後に

2019年末に今までにないキャンペーンを打ち出してきたANA。恐らく、今回のキャンペーンでどの程度の会員が条件をクリアして、どのような特典ならば会員がよりANA便に搭乗してくれるのかを検討した結果、まずは第一弾として打ち出してきたのでは、と思います。2020年の12月に同様のキャンペーンがくるかどうかはわかりませんが、次回はまた違った特典でキャンペーンを打ち出してくることでしょう。2020年のANAは新規就航する路線もあれば、東京オリンピックの開催など、話題盛りだくさんになりそうですが、キャンペーンやイベントなどもありそうなので、定期的にキャンペーンページをのぞいてみるとよいかもしれません。