ANA、対象者限定の衝撃的なキャンペーンを展開

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ANAから近年にないキャンペーンが展開されているようなので、その内容をまとめてみました。

一部のプレミアムメンバー向け?対象者限定キャンペーン

対象者限定のキャンペーンバナー

対象者限定のキャンペーンバナー

対象者限定キャンペーン

2019年12月中旬、ANAは対象者限定キャンペーンを開始しました。メールやマイキャンペーンなどでしか表示されておらず、対象者も少ないのか、SNSでも取り上げている方もいますが、盛り上がり度合いがよくわからない感じです。
が、このキャンペーン、かなりハードルが高いのですが、通常のステータス保有だけでは得られないもののようです。

対象者

冒頭にも記載した通り、対象者限定と書かれているため、対象者の範囲はわかりませんが、キャンペーンページ内に”通常の「ダイヤモンドサービス」に加え、以下の特典をお受け取りいただけます。”と記載があるため、少なくとも2019年のダイヤモンドメンバーや2020年にダイヤモンドメンバー基準に到達した方が選ばれているのではと思います。

キャンペーン内容

今回のキャンペーンは2つあり、条件をクリアした人は、通常の「ダイヤモンドサービス」に加え、二つの特典が付与されます。

特典内容①:マイルからANA SKY コインへ特別交換倍率2.0倍のボーナスコインをプレゼント

達成条件は後ほどふれますが、条件をクリアした方は、通常ANAマイルからSKYコインへの交換倍率は最大1.7倍となっているところ、実質2倍になるというもの。SKYコインの前身となるeクーポンという名前で運用されていた時代に、ダイヤモンド会員向けに期間限定で同じ2倍の交換倍率でキャンペーンをやっていたこともありました。

ただし、注意が必要なのは例えば20,000マイルをSKYコインに交換すると直接40,000SKYコインになるわけではなく、交換した翌月末に”差分”のSKYコインを付与するというもの。一次的ではありますが、1.7倍の交換レートに変わりないことに注意が必要です。

特典1:マイルからANA SKY コインへ特別交換倍率2.0倍のボーナスコインをプレゼント

 

特典内容②:ANAカードファミリーマイルに登録のご家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタスをプレゼント

ANAのファミリーマイルに登録している家族会員1名を2021年度ダイヤモンドメンバーにするというもの。ANAで今までこの類のキャンペーンはなかったように思います。よく考えると、会員向けのアンケートなどで家族向けにステータスを付与するなどの回答項目がありましたので、増加しているプレミアムメンバー向けに差別化を図ったのかもしれません。

また、ここでも注意が必要なのがあくまでも、ダイヤモンドメンバーのステイタスを付与するのみなので、アップグレードポイントなどは対象外となる点です。

特典内容2:ANAカードファミリーマイルに登録のご家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタスをプレゼント

達成条件

このキャンペーンの達成条件は3つあり、以下の条件3つをすべて満たした方と記載があります。

キャンペーン達成条件

条件1:ANAグループ運航便ご利用による2020年獲得プレミアムポイントが15万ポイント以上

これは、ダイヤモンドステイタスの基準である100,000プレミアムポイントをさらに50,000ポイント追加で貯めることでクリアできます。これは従来からある、150,000プレミアムポイントを達成するとダイヤモンドカットのネームタグやステイタスカードと似たバゲージタグがプレゼントされるのと同じなので、達成できる人はそれなりにいるのでは?と思われます。

ただ、ハードルが高いのは確かで150,000プレミアムポイントというのは東京と福岡をビジネスきっぷで毎週往復して達成できるレベル(札幌だと若干足りません)なので、達成できなくはないですが、ハードルは高いでしょう。

※注意事項:本キャンペーンの対象となるフライトマイルの事後登録は、2021年1月31日23:59<積算分(日本時間)>まで。

条件2:ANAゴールドカードまたはANAカード プレミアム(スーパーフライヤーズ ゴールドカード、スーパーフライヤーズカード プレミアム含む)でのご利用金額が500万円以上

正直、これはかなりハードルが高いですね。年間500万円というと、毎月約42万円の決済が必要ということになります。対象期間は2019年12月16日から2020年12月15日までということなので、クレジットカードのステージ判定期間と連動している感じですね。

ちなみに、条件1でふれた東京と福岡をANAカード決済のビジネスきっぷで毎週往復購入したとしても、360~370万円くらいなので、あと130~140万円の決済が必要になります。とはいっても、これは出張を自分で手配して経費精算している人の話で、会社によっては専門の部署が手配してくれたりするケースもあるので、条件1と比べてもかなりハードルが高いのは確かでしょう。

また、注意事項に”対象カードを複数枚お持ちの場合、いずれか1枚でご利用金額条件を達成してください。異なるANAカードのご利用金額の合算はいたしません。”と記載があるので、複数枚での合計では達成とならないとのこと。(家族カードは本会員に集約されるため対象)

条件3:本キャンペーンの参加登録

これはキャンペーンが表示されている人なら登録は問題ないでしょうから、期間内に登録しておけば条件を満たします。

 

最後に

2019年末に今までにないキャンペーンを打ち出してきたANA。恐らく、今回のキャンペーンでどの程度の会員が条件をクリアして、どのような特典ならば会員がよりANA便に搭乗してくれるのかを検討した結果、まずは第一弾として打ち出してきたのでは、と思います。2020年の12月に同様のキャンペーンがくるかどうかはわかりませんが、次回はまた違った特典でキャンペーンを打ち出してくることでしょう。2020年のANAは新規就航する路線もあれば、東京オリンピックの開催など、話題盛りだくさんになりそうですが、キャンペーンやイベントなどもありそうなので、定期的にキャンペーンページをのぞいてみるとよいかもしれません。

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