ANAフーズ輸入の「バナナ」なぜかツイッターで沸騰中!

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8月に入って再び戻ってきた猛暑の毎日。夏バテ予防のためにも、栄養価の高い食品が必要とされるこの陽気、さて栄養価が高いものといえば・・・。ウナギなどいろいろありますが、手軽さでいえばバナナをあげる方が多いのでは無いでしょうか。

そのバナナ。ふと、ツイッターを見てみるとなぜか「田辺農園 バナナ」をツイートする人が7月31日夜から激増しているのです!

ANAフーズのHPより

 

▽「こんなところに日本人」がエクアドルへ

答えは7月31日夜、テレビ朝日系列で放映された「こんなところに日本人」という番組にあります。千原せいじさんが、アフリカをグイグイ旅するあの番組です。

31日の放映では、森山良子さんがエクアドルの首都から約100キロ離れた村に住むという日本人を訪ねます。デコボコの悪路をバスで進み、たどり着いた先にあったのが「テクノバン」という会社の看板。そこには日本語で「田辺農園」と記されています。

超広大なバナナ農園で出迎えてくれたのが田邊正裕さん。この人こそ、有名な「田辺農園」の田邊さんでした。

▽知られざるANAグループとバナナの関係

番組では、田邊さんの生い立ちなどを紹介してゆきますが、注目したいのは、なんとこの超大規模農園で栽培されるバナナの、すべてがANAのグループ会社「ANAフーズ」と独占契約され、日本の食卓に届けられているということ!!

この田辺農園だけで、日本のバナナ総輸入量の1・5%を占めるそうです。逆に言うと、ANAフーズだけで、日本のバナナの相当な量を取り扱っているということに気づかれた方も多いかもしれませんね。

「ANAフーズ」のホームページによると、1955年年柴田産業(株)が台湾バナナ輸入業として発足。1977年に全日空商事(株)全額出資となり、ANAグループの一員となった後、2005年には全日空商事(株)との共同開発により「田辺農園」を自社ブランド化、販売を開始。2014年には商号を日本フレッシュフーズ(株)から現在のANAフーズ(株)に変更とあります。

▽バナナの輸入・熟成・販売には相当のノウハウが必要

以前、商社の人から聞いたことあるのですが、輸入食品の中でもバナナは品質管理などの取り扱いが非常に難しいそうです。

ANAフーズのHPにもこのように紹介されています。

天候に左右されやすい農産物であるバナナは、工業製品と違い、常に品質が変化しています。お客様に安全・安心なバナナを安定して供給するために、私たちは、バナナの生産から輸入・加工・販売までを、自社ですべて行う一貫流通体制をとっています。こうすることにより、自社による品質管理が可能となり、安定した高品質なバナナを食卓に届けることができます

バナナを最高の状態でお届けするためには、長年の経験によって培われた技術が欠かせません。バナナは、青い状態で輸入され、国内で黄色く熟成させてから販売されますが、熟成させる際、その熟成具合や品質状態は、必ず人の目でチェックします。バナナをベストな状態でお届けするためには、商品知識はもちろんのこと、生産地の状況も把握する必要があります。長年積み重ねてきたスタッフの経験が高い品質を支えています。

▽有機栽培で「甘さとコク、そして酸味」の絶品バナナに

番組でも、田辺農園では有機栽培を積極的に取り組んでいることを紹介していました。ANAフーズでは、こんなふうに紹介しています。

「田辺農園」は、世界有数のバナナ輸出国である南米エクアドルの、標高約300mで日本人の田辺正裕さんが育てているバナナです。
有機質肥料を使った「循環型農法」を採用。オゾン殺菌した水で品質を管理し、安全・安心への徹底したこだわりと環境に配慮した栽培をしています。味の特徴はその甘さとコクに加え、フィリピン産や台湾産にはない酸味も美味しさの秘密です。
2005年6月よりANAグループが独占契約し、産地から店頭に上がるまで物流を一元化、生産者の顔が見えるこだわりの商品です。

▽ツイッターでもさっそく反響が

▽田辺農園のバナナは、ローソンや成城石井などで販売中

遠く離れたエクアドルで、良質なバナナを日本の食卓に届けようと奮闘する「田辺農園」さん。そしてそのバナナを地道に日本国内に安定供給し続けるANAのグループ会社「ANAフーズ」さん。

その仕事は、空港のような華やかさもなく、目立たないかもしれないけれど、人知れず汗を流す人たちのストーリーに触れてみて、改めてバナナが食べたくなりました!

バナナについてもっと知りたい方はこちらのANAフーズのホームページへ

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